仁王門

本尊:薬師瑠璃光如来
開基:法道仙人
建立:白雉年間

ご詠歌
有馬富士 ふもとの霧は 海に似て
波かときけば 小野の松風


花山法皇殿
 花山法皇が三十六歳頃から亡くなられるまで五〜六年住まわれた場所で、御聖地に相応しく、ご詠歌に詠まれた様に、程よい眼下に海のような霧が敷き詰める高さのところに位置しています。
 麓には法皇をお慕いして都から女官たちが出家までして、小さな庵に住みつき、尼寺村の名で、其処には、十二妃陵が石塔の姿で並んでいます。登山を許されない女人禁制のため、せめて中腹まで登り、琴の音でお心を癒されたとされる、琴弾坂の旧跡が今でも残っています。
 寛和二年(986)に女御祇子(ぎし)の死に悲しむ花山天皇を、藤原兼家らの策謀により京都・元慶寺に連れ込んで出家を促して退位させられた事を期として、仏道に生きられ、大きな功績を残された事に感謝して巡礼には外したくない菩提寺です。

本坊(納経所)
 ここから眺める景観は、法皇も御覧になったのでしょう。晴れてよし、雨でよし、霧が流れれば、「有馬富士 ふもとの霧は 海に似て 波かときけば 小野の松風」を、あらためて口ずさみ、忘れる事のないご詠歌になるでしょう。
兵庫県三田市尼寺352  
TEL 07956−6−0125
交通機関・国道176号、三輪の信号を右折真っ直ぐ行けば花山院の案内が出ます。
JR福知山線・三田駅から乙原行バス花山院下車・徒歩九百メートル(山道)
 

写真撮影・小耳眼



トップページ