山頂から見える連峰
 粉河寺から、思ったより時間がかかる。最初に粉河からこの寺に参拝した時は、山越えで来たが、曲がりくねった山道は着くまで不安でならなかった記憶が強く残っている。それ以来は表通りを使って参拝している。時間の程は比べていなかったが、直線で走りやすくはあった。しかし、やはり遠く感じた。それだけに標識を見つけた時は、喜びと云うより、古の巡礼者に敬服の一語につきた。それは、此処には限らない事ではあるが。
本尊:千手千眼観世音菩薩
開基:行満上人
建立:欽明天皇御世
 

ご詠歌
深山路(みやまぢ)や 桧(ひ)原松原(ばらまつばら) わけゆけば
槙(まき)の尾寺(おてら)に 駒(こま)ぞ勇(いさ)める


楼門
  この寺は、欽明天皇の病のとき、勅命により行満上人が加持祈祷を行い御平癒された事に答えて、三間四面の堂宇を建立、丈六の弥勒像を安置したことに始まると伝わる。
「まきお」と呼ばれるようになったのは、役行者が法華経二十八品を写経して、葛城の地にそびえる峰々に写経典を分納し、最後に巻き尾をお納めになられたことによると伝わっています。
 このお山は、風や風景の中に見える草花、歩みの一歩を楽しみながら登りたい。そうでもしなければ、難所の感だけが残る。行き交う人の言葉は、何合目であっても、今日は、ご苦労さま、もう直ぐ其処ですよ。帰りに気がつけば、私も同じ事を登って来る人に言っていた。山頂十一箇所、山腹十一箇所・平地十一箇所の観音霊場、合わせて三十三、その山頂の霊場で、それゆえか、参拝者同士が、顔を合わすと、労いあうのか、笑顔が一層に優しく感じる。 

 二十一歳の時に空海が此処にある愛染堂で剃髪したことは世に知られている事で、愛染堂、求聞持堂、捨身ヶ岳、仏岳、音無川、満願の滝、讃岐向不動が古跡として今も残っています。

本堂
  本尊千手千眼観世音菩薩像は、宝亀二年中興の祖法海上人が安居会の満願の日に千手観音のお姿を拝し、歓喜の内に其れを写し刻んだ尊像と伝わる。接待所(有料食堂)があり、眺めは深山の観、絶景。

拝観料無料 納経受付午前8:00〜午後5:00まで本堂到着の事 
注意・バス停槙尾山本堂まで山路約20分 12月・1月・2月は午後4:00まで
駐車場・バス停付近無料 大型・小型可

大阪府和泉市槙尾山町136
TEL 0725−92−2332
交通機関
南海本線和泉大津駅より槙尾山行のバスに乗り換えて終点槙尾山口下車
 

写真撮影・清耳眼



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