真言律宗
法性山・般若寺

楼門・国宝
 奈良の地理のことはよく解らないが、この寺の前を走る道は旧道にあたる街道であろうと思う。
和尚(わじょう)が、なおの復興の為にコスモスの花を栽培し花の寺にして参拝者の楽しみを増やしたと聞く。山吹、コスモス、水仙の花が季節ごとに咲き誇る。私が訪ねた時はコスモスも待ちきれず終わりに近かった。国宝であるこの楼門は拝観の関係上で不明の門になっている。
 

本堂
 康俊仏師作の八髻(陀羅尼八)文殊菩薩騎獅像(重要文化財)が、失った旧丈六本尊に替わり本尊として、建物は江戸寛文七年再興されたものと云う。戦火が幾たびとなく消滅させても仏縁がその地を離れさせない寺院は多いが、功績が残されず衰退して継承に苦労している寺院があまりにも多すぎる。権力者が創建して見捨てていったのも権力者であろう。現在住職の智慧で苦労しながら継承している事に敬意をはらわずにはいられない。(髻の数は陀羅尼の数をあらわす)

十三重石宝塔(重要文化財)
 伝わるところでは聖武天皇の創建に始まるとされているが、現在のものは鎌倉時代建長五年(1253)のものと云う。顕教四方仏、薬師如来・阿弥陀如来・釈迦如来・弥勒菩薩(如来形)を二層目の土台として建っています。

経蔵(重要文化財)

笠塔婆(重要文化財)
 現在の十三重石宝塔を建立した伊行末(いぎょうまつ)の子、行吉が父の一周忌の追善供養のためと母の息災延命を願って建立。北塔には阿弥陀三尊の梵字、南塔には釈迦三尊の梵字を彫っている。

丈六文殊菩薩の石造踏蓮華断片

西国三十三観音霊場の本尊の一部
 コスモスに囲まれた野仏。優しげな風の中で静に佇む観音菩薩。
十二月〜二月には水仙が咲き誇り供養するであろう。


パンフレット

文化財

本堂(県指定文化財) 寛文七年(一六六七)建立
○ 本尊文殊菩薩騎獅像(重要文化財)元享(げんこう)四年(一三二四)慶派仏師康俊作
○ 四天王立像    室町時代
○ 不動明王座像   江戸時代
○ 弘法大師座像   江戸時代
○ 叡尊上人像
○ びんずる尊者像
○ 丈六文珠の石造踏蓮華破片(本堂裏)
○ 十三石宝塔(重要文化財) 伝、聖武天皇創建。
現存の塔は、建長五年(一二五三)頃建立。四方仏:薬師(東)・阿弥陀(西)
釈迦(南)・弥勒(北)の顕教四仏。
○ 十一面観音立像 文明十四年(一四八二)椿井仏師尊弘作
○ 楼門 (国宝)
○ 他多数寺宝有り
年中行事
○ 修生会       1月 2日
○ 中興開山良恵上人忌 3月下旬の日曜日
○ 文殊会式      4月25日
○ 弁財天まつり    7月 7日
○ 非核平和の鐘    8月 6・9日
○ 除夜の鐘     12月31日
○ 毎月25日は文殊縁日
特別寺宝展
  春  4月29日〜 5月10日
  秋 10月26日〜11月10日 
 


拝観時間・9:00〜17:00・一般400(350)・高校中学200(180)・小学100(80)
車椅子拝観可・介護人要
〒 630−8102 
奈良県奈良市般若寺町221番地
TEL0742−22−6287近鉄奈良駅よりバス◎二番青山住宅、奈良坂行:般若寺下車すぐ


写真撮影・小耳眼



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