曹洞宗
神遊山・岩屋寺

参道
  岩屋寺のある地は、山城国宇治郡大字山階(やましな)村と云われたその昔から、長く栄えることなく、三十余年前までは田畑ばかりの、のどかな村でした。ベットタウン化して、京都でもただの山科であったものが、今では山科区となり、その変貌は開発されたどの街とも変わらず一変しています。しかし、有名な山階廃寺(伝・奈良興福寺前身)と成った姿は見る事は出来ないが、点在している寺院は世の知らぬ寺は無いと云っても過言ではありません。 

本堂
  この山科は京都市であるにもかかわらず、住人自ら田舎と思い込んでいた長い習慣でしょうか、京都に行ってくるといって、山を越えるのです。その越える山は、いわゆる、その京都から見た東山で、山科から見ては西山と云います。その麓に在るこの寺の創建は不明と云われていますが、寺の本堂に安置してある不動明王は、三井寺(園城寺)開山・伝・智証大師円珍作といわれる事で、現在は小寺で見る影は無いが、その昔の寺観も想像が出来ようと思うのです。
 一般受けしているのは、忠臣蔵で知られている大石良雄が、赤穂城明け渡し後、妹の夫の縁故で、この寺に隠棲した事で知られています。後に荒れ果てたこの寺を、幕末第三十二代京都西奉行の浅野長祚(ながよし)(浅野公の末裔)が復興して現在に至っているのです。
 山科神社の神宮寺であったと伝わる寺は天台宗であったが、現在の曹洞宗に改宗しました。
 大石良雄の主君浅野内匠頭他、四十七士像を祀り、四月十四日は浅野内匠頭と赤穂義士の追善法要があり、さらに十二月十四日には盛大に義士祭が行われます。

拝観時間:9:00〜17:00・大人400(団360)・中高生300(団270)・小学200(団180)
団体30名以上・連絡要
車椅子拝観不可(介添え人の工夫次第、宜しく)
〒607−8308 
京都市山科区西野山桜馬場町  
TEL075−581−4052  
京阪バス 大石神社



山科神社 
 祭神は日本武尊・稚武王。
寛平九年(897)に宇多天皇の勅命で創建された神社と伝わり、山科一ノ宮とも称されて地元の崇敬を集めてきた。昔はこの社の神宮寺であったと伝わる岩屋寺の側に並んで盛時の面影を偲ばせています。
 鳥居を潜って地道を少し行くと、西山の麓に静かに人の来るのを待っている物寂しさを感じさせると共に、周囲の静寂は古の社の雰囲気を漂わせていた。

境内自由参拝

写真撮影・小耳眼
   


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