| 金剛杵(こんごうしょ) |
| 両端が一つに尖ったものを、一つの意味で独鈷杵(どっこしょ)、インドでは帝釈天の武器で、閃光なる雷電を表して、弓は虹であるらしい。 両端が三股のものを三鈷杵(さんこしょ)五股のものを五鈷杵(ごこしょ)という。 総じて金剛杵(こんごうしょ)。 これ等の一方に鈴が付いたものを、独鈷鈴・三鈷鈴・五鈷鈴といって、総じて金剛鈴(こんごうれい)と云うが、金剛鈴については、宝珠鈴・宝塔(ほうとう)鈴が加わり、五種となる。大日如来を表す宝塔(ほうとう)鈴を中心に、五智如来(ごちにょらい)を象徴してると言う。 これらは、インドの帝釈天の武器であった「ヴァジラ・金剛」を仏教が法具に採り入れた。 金剛杵(こんごうしょ・ゆるぎない)は内なる悪魔(煩悩)を粉砕する菩薩心を表す密教法具として重要なものである。金剛・堅固たる教えをすると共に、仏法を犯す者には、妥協なく雷電は容赦はない。 |
善峯寺は、南尾・中尾・北尾と、いわば三尾になり、尾根が三つに分かれていた。 その北尾に住生院(三鈷寺)がある。調べても想像しても、三鈷寺の裏には、三鈷杵に似ている山はない。 その三ヶ峯を、三鈷杵と二義性で、仏法僧か、西方浄土の三尊かに譬えたのか、善峯寺(二峰)と独立はしたが、証空上人の心の中で三ヶ峯は一つであったのかも知れない。 また、三尾をなぞり、仏法に最良な場所として、(良)善峯としたとしか想像に至らない。 |
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