古知谷
光明山法国院
阿弥陀寺
 この阿弥陀寺は、三千院と同じく、寺の参道口も魚街道(鯖街道)に面してあるが、三千院を少し越えた所から旧道に入らなくては行けない。うまい鯖寿司を食わす茶店風の店が在ったが、今でもあるだろうか、しばらく此処を訪れていない。 縁起

山門

  この山門のすぐ左に、思ったより大きな駐車場を用意している。本堂まではしばらく山中の徒歩になる。私は、横着な性格なのか、伽藍の側に在る猫の額ほどの空き地まで車で行くのである。それは、此処に限った事ではなく、車が行けるギリギリの所まで登っていく。
 崖っぷちで、Uターンして帰るのに、冷や汗をかいたことは数え切れない。それは、何時も年配の方や、お身体に都合が有る方との参拝が多かった事であって、習慣?と云うか、一人で参拝する時も横着をしている次第です。やはり、事情が無い限り、寺への参拝は山門を潜り、一足ごと確りと足元を見つめ、草花や周囲の景色を味わい、頬をかすめる風にさえ喜びを感じてこそ、確かな事を教わって帰ることが出来るのでしょう。
 今の私は、周囲の景色を味わう事ぐらいしか出来なくなり、坂や階段が私を阻み、横着の戒めを受けています。
(残念ながら、車椅子の方は、男性の介添え人の方が背負っていくにしても、危険を伴い、お勧めできません)


瑞雲庵(お茶室)
瑞雲庵・細い山道になっている参道を登ると、先ず最初に目に入るのは無数の小石で出来た石垣の上に建つ、不安定にも見える建物だ。苔むした石垣と風雪に晒された柱の木肌がそれなりの時代の長さを語っているようです。
 初秋に写した写真ですが、ちらほらと色付きを見せて、奥山の秋の早さを見せています。
実相の滝:苔むした岩を潜るようにして流れる水は、この山の奥深さと、清浄感を漂わしている。自然の山肌である利点か、滝口に少し手を入れるだけで壮大な庭の一部に見えてくる。
 風流で云うならば、日本人好み風に、布引の滝であろうか、程よい水量で静寂を保っているが、雨量が増すと荒ぶる事もあるのです。

本堂
本堂:堂内に入って、正面に安置してある仏像は、縁起に記した当寺開山上人弾誓の自作自像植髪の尊像です。しかしこの植髪も現在は両耳の近くに少し残っている程度です。
 当寺は浄土宗でありながら、阿弥陀佛と同様に、開山の弾誓上人を弾誓佛として本尊としているところが、一流本山と云われる所以と云う。正面右脇に安置してある重要文化財の阿弥陀如来坐像は、鎌倉時代の作品ですが作者は不詳です。

本堂外縁からの眺め
  一流とは他に流れのない、自分の流れだけの事と思っています。それは良し悪しに関わらずの事であり、多くに認められる流れを創りたいものです。
 この阿弥陀寺もその一つであろう、山寺独特の言い知れない雰囲気、設えた侘びではなく、お山全体に清貧の観が漂い、荒ぶる世俗との隔離が味わえる貴重な場所を知った喜びに、思わず時間を過ごしました。


苔生した立蹲踞
石廟:阿弥陀寺に在る巌窟は、弾誓上人が入定される一年前に、当寺で修行中の僧等に頼んで掘らせたものと云われる。
 上人は石棺の真下に掘ってある二重の石龕に生きながら自ら入られ「ミイラ佛」となられました。明治十五年に、この「ミイラ佛」を下より掘り出して、現在の石棺に収められてあります。

拝観時間:9001630 
300
均一・小学保護者同伴無料・団体50名以上連絡要・270均一・引率者無料
車椅子拝観不可
〒601−1235
住所・京都市左京区大原古知平町83 
TEL
 0757442048 
京都バス古知谷下車徒歩約15分
 
三千院から少し奥ですが、駐車場も完備していています。
春秋問わず、それぞれの季節が満喫出来きます。


如法念佛道場・有栖川宮・閑院宮両勅願所


写真撮影:清耳眼・小耳眼



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