| 功徳円満山・西応寺 | |
![]() 山門と真の敷石 |
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| この場所は、いわゆる天の野洲川の側に在るが、民家の細道の奥に在るこの寺に偶然に行き会った人は幸運であろう。と云っても付近まで行き着けば案内の看板は据えていてくれている。 西方浄土の教主・阿弥陀如来の功徳円満の世界を示現させようと不退の決意を表した山号と寺号であろうか。 それは南都(興福寺)の別院であった円満山・小菩提寺から既に始まっていた。誰に滅ぼされた等とは云う必要も無い、伽藍が消滅しただけの事で教主の世界は滅ぶ事はないからである。消滅した伽藍の内の禅祥坊を当寺が仏縁を繋いで今日に至っている。 初めて訪れた時に何か言い知れないものに行き当たった嬉しさがあった事と、整然として気品を漂わし、住職と檀家の誠を観した事を記憶している。 |
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![]() 織部 |
![]() 手水 |
| 尋常の物を好まなかった織部正の残した意匠、真新しいが織部型灯篭(キリシタン灯篭)が、境内に入ると気付けとして効果を表し背後の山肌を取り込んだ壮大な庭を想わして参拝者を迎えてくれる。 | |
![]() 本堂への真の敷石 |
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| 本堂で本尊・阿弥陀如来が迎えてくれて、この真の敷石は正に二河白道(にがびゃくどう)。 一見しては気付かないが建物の横からの入り口、本尊も此方を向いて立っている。 客殿と書院からの渡り廊下が左にあり、本堂に続いていている。何か高貴な寺構えを一般向けに変えたような気がしてならない。それらを想像さすものが此れから続いて目に入る。 |
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![]() 山号額と欄間 |
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| 山号額が豪華な欄間の中央上の竜を惜しげもなく覆っているが、故事を表した欄間であろう両脇にも広がっている。 近々訪れた時には住職に時間を頂き話を引き出してみよう。 |
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![]() 本尊・通肩阿弥陀如来立像(奈良時代作) |
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![]() 本堂横の侘び門 |
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![]() 書院 |
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| 書院に真の敷石、唐破風は形としては車寄せを思わし、小ぶりながら威厳を示しているように見えるが、阿弥陀の御茶所を思わす住職と大黒が優しく迎えてくれる。手入れの行き届いた松の植栽、はっきりと見届けてはいないが、この松には縁起が良い「ひょん・宿木」が寄せ燈籠の横に棲んでいる。庭の管理は植栽の手入れが難しく、しかしながら、この境内にはそれを惜しむことなく振る舞っている。 | |
![]() 四方仏・五重石塔 |
![]() 塩釜の手水鉢(源融の古事写し) |
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五重石塔・本堂と書院の狭い空間に在るものを渡り廊下から見たものです。狭い空間から山肌の奥へと広がりを見せて座視鑑賞式、回遊式、枯山水と池泉庭をも兼ねる本庭とのつながりを後で気付かせる空間です。 |
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![]() 書院から歴史の語り部巨石 |
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| 紙本著色小菩提寺絵図に残る広大な伽藍模様の中に描かれる巨石が物語るものは、聖武天皇に託された良弁等の奈良仏教の夢の跡。この一帯には、聖武天皇が信楽への遷都完成の構想に基づき、良弁僧正を開基に創建され大伽藍を有した確かな古刹跡。その巨石が境内に残る西応寺は、その仏縁を継承している寺です。 | |
![]() 築山と滝口の石橋 |
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| この写真の風情は紅の庭とでも云うのか、通常は古今に色なしの松に同調した苔が覆うっている築山である。 その姿が無いのが残念ですと住職の奥方(大黒)が気遣ってポツリと呟いた。以前に訪れた時にその姿は目にしている故か、この風情も新鮮に目に映えた。 此の庭は何からでも味わえる様に、座視鑑賞式庭園、回遊式、枯山水、池泉、露地風、借景を兼ね備えています。 細めの枯れ流れであるが、緩やかな太鼓の石橋がそれなりの広さを想わせている。この狭い空間であるが程よい雨が降ると池泉の姿に変える。 回遊式の意匠で植栽で目を遮らせて次の瞬間に新鮮味をもたらすその代わりに、書院からの座視鑑賞では、気付けの燈籠が程よい時の間隔で気を引かし新鮮味を失う事がない。 |
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![]() 誘いの飛び石 |
![]() 庭右側の十三重石塔 |
| 山坂を越えて友を訪ねるように飛び石が奥えと導く。気付けの雪見灯篭はどのように趣向の変化をさせるのであろう。 この山を取り込んで壮大にさせている飛び石は何処までも続いているように感じる。この庭は我侭者にも想像を任せて否定はしない。 その難しさに辿り付けない者には、尚更に優しく任せてくれる慈悲がある。この次は心して白紙で感じてみよう。 |
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![]() 山門より登り石段上から・紅葉の植栽 |
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整理更新中 |
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参詣時間寺院通常通り・拝観は出来るだけ電話予約してください。「夜間は予約必要」 寺側では自由志納ですが、「維持の為に常識範囲でお願いいたします」 車椅子拝観(石段の側道を車で境内まで可能・本堂・庭園は相談してください・可) 滋賀県甲賀郡甲西町菩提寺 TEL0748−74−1051 JR野洲駅よりバス北山台行き北山台西口下車 JR石部駅よりタクシー8分 |
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写真撮影・阿耳眼 |
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